紀元前に漢字が使用され始めて以来、世界でも独特な表意文字は東アジア一体に広まり、文化形成に大きな影響を与えてきました。今日見られる各国地域の豊かな文化や意思疎通の基盤は、およそ5万字とも10万字とも言われるその「漢字」自体にあったとも言えるでしょう。
 高度情報化時代が到来して私たちは文字をコンピューターで扱う技術を身に付けましたが、その豊かさ、膨大さによって、残念ながらすべての漢字を自由自在に使いこなす状況にはいまだ至っていません。しかしデジタル化がなお一層進展し、様々な規格が国際化する現在と未来において、伝統あるその豊かな世界を守りつつ、人々が漢字をきちんと利用できる状況を実現することは急務です。特にインターネットによって世界がひとつになろうとしている昨今、齟齬のない意思疎通をはかるためにも、文字の共有は早急に解決すべき大きな課題となっています。

 本財団は、その事業として辞書事典の漢字に関する情報をデータベースとして構築することを研究してきました。そして今夏その一環として、コンピューターと漢字の新たな関係性を探り、研究の一助となるべく、シンポジウムを企画しました。世界各国の漢字アーカイブ構築の第一線でご活躍中の研究者の方々にお集まりいただき、その現状や、国を超えての研究連携の可能性を議論していただきます。あわせて情報学の観点から高度情報化時代に相応しい文字データベースのあり方についても探求し、今後構築される文字データベースに対しての課題、要望などを伺います。

シンポジウム開催概要は下記の通りです。

日時:2014年8月30(土)10:00~18:00
場所:東京・ホテルメトロポリタンエドモント2F「万里」
東京都千代田区飯田橋三丁目10番8号 Tel 03-3237-1111(代表)
http://www.edmont.co.jp/info/access.html
主催:一般財団法人 角川文化振興財団
入場:無料
使用言語:中国語、日本語
参加対象:全学術分野の研究者(院生・学部生含む)、その他あらゆる文字に関わる事業者
定員:200名

開催内容:
(第一部)
テーマ:漢字データベースの現状
1)中国の漢字データベース事例報告
プレゼンター・臧克和氏(華東師範大学教授)

2)日本国内の漢字データベース事例報告
プレゼンター・高田智和氏(国立国語研究所准教授)
       永崎研宣氏(人文情報学研究所主席研究員)
       田代秀一氏(IPA国際標準推進センター長)
       田原恭二氏(凸版印刷株式会社、文字情報技術促進協議会)

(第二部)
パネル・ディスカッションⅠ
テーマ:漢字データベースの課題と将来への展望
司会:阿辻哲次氏(京都大学大学院教授:角川漢字アーカイブ代表編者)
パネリスト:臧克和氏(華東師範大学教授:中国)
      河永三氏(韓国漢字研究所所長:韓国)
      Françoise Bottéro氏(フランス国立科学研究センター教授:フランス)
      朱岐祥氏(東海大学教授:台湾)
      高田智和氏(国立国語研究所准教授:日本)

パネル・ディスカッションⅡ
テーマ:新設漢字データベースに期待するもの
司会:小林龍生氏(JEPAフェロー)
パネリスト:永崎研宣氏(人文情報学研究所主席研究員)
      高野明彦氏(国立情報学研究所教授)
      神崎正英氏(Xenon Limited Partners)


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開催概要

日時 2014年08月30日(10:00~18:00)
開催場所東京・ホテルメトロポリタンエドモント2F「万里」
(東京都千代田区飯田橋三丁目10番8号)
参加費無料
定員200人(先着順)
主催
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イベント概要

2014年08月30日

東アジア漢字データベース・シンポジウム

東京都千代田区飯田橋三丁目10番8号

http://kokucheese.com/event/index/200886/

 紀元前に漢字が使用され始めて以来、世界でも独特な表意文字は東アジア一体に広まり、文化形成に大きな影響を与えてきました。今日見られる各国地域の豊かな文化や意思疎通の基盤は、およそ5万字とも10万字とも...

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