概略

動機

日本では、2011年3月11日に東日本大震災が起こり、数多くの人命が失われ家が押し流されてしまいました。安全だとされていた福島の原子力発電所も爆発し放射能がもれてしまいました。経済や仕事も、不安定で危機的だというニュースが続いています。日本における自殺者は年間3万人を超えています。日本だけではない世界中で災害だけでなく、人々の争い、暴力や抗争があふれています。今までの価値観は根底から揺いでいるのではないでしょうか。そのような社会情勢の中でも私たちは生きなくてはなりません。

では、私たちは、どのように生きればよいのでしょうか。どこに拠り所(よりどころ)を求めればいいのでしょうか。私たちの心や情動に対して、丁寧に耳を傾け、その心や情動のコトバを紡ぐ「道」ではないでしょうか。その心や情動は、普段の生活の中で隠され、気がつかないことが多いようです。その、奥深くにある心や情動を掘り起こし、それをコトバを探していきます。

そのコトバは、コトバとコトバ、ヒトとヒト、社会と社会、場や状況、経験、価値観や環境によって異なっています。共通している場合もあるでしょう。お互い「まなぶ」ことによって似てくることもあります。このコトバになった意識と意識や、環境や場との関係を調整して、カタチにしていきます。

このコトバを「パタン」と呼び、ある場所において紡がれたパタンを「パタン・ランゲージ」と呼んでいます。その意識をセンターを呼び、そのセンターの関係性を調整することをセンタリングと呼んでいます。

たとえば、簡単な公園をデザインするとき、木陰や風のさわやかさ、そこの場所で感じる気持ちよさから気持ちよさを見つけ出します。その気持ちよさをしながら、その気持ちよさをみんなで共感しながら、法規や行政、地元住民などの方々との関係を調整しながら、ひとつのカタチにしていきます。

本演習は「パタン・ランゲージ」及び「センタリング」を用いた C・アレギザンダーの提起する新しい知的創造のための世界観を、実践的な演習を通して学ぶ講座です。「パタン・ランゲージ」は、「ボトムアップ」という考え方に基づき建築や都市空間を構築しようというアイディアから始まった思想であり、今日、ソフトウェアやITの世界、経営、生物の発生学、社会学、ダンスの世界など文系・理系・芸術と分野を問わず、様々な世界で脚光を浴びつつある世界観です。この世界観を学ぶことによって、参加者自身の専門分野の創造性や、創発性(偶然性も利用して創造性する方法)の新しい展開を開くきっかけがうまれるでしょう。

本演習では、「パタン・ランゲージ」の発見、観点、作り方の初歩を、ワークショップを通じて体験しながら学びます。そして「パタン・ランゲージ」を活用した「センタリング」という創造プロセスも実際に学ぶプログラムとなっています。

私たちの仲間は、東北の1000年に1度と言う大災害と放射能事故と言う2大惨事からの復興に、早急に取り組まなければならない状況にあります。そして、私たちはこの復興に実際に取り組んでいます。 この人類の悲劇に立ち向かうためには、「ボトムアップ」と「トップダウン」の組み合わせによる、迅速かつ創造的なプロセスが緊急に導入されなくてはなりません。そのためには、これらの技術を自在に扱え、訴えていける人材が、ひとりでも多く必要です。

「パタン・ランゲージ」の実践的な体験を通して「ボトムアップ」の持つ合意形成の迅速さや、事業実現力の端緒を体験し、お金や行政に全面的に頼らなくても復興の希望がもてるという確信を、参加者の皆さんが持てる体験演習ワークショップです。

演習目標

よって、本演習では以下のことを目標とします。

  • 「パタン」と、センタリングプロセスの背景や思想や適用方法の初歩を理解する
  • 「パタン」の構造を理解し、パタンから、プロジェクトランゲージ(プラン)を作ることができる
  • パタンから産み出されたプロジェクトランゲージ(プラン)から生成的なプロセス(センタリング)を理解し体感できる
  • 「センタリング」によって作り出された「センター」をチェックし、成熟度を判断できるようになる
  • 実現するための人間集団(コミュニティ)の活動プロセスの仕事分担の考え方を知る

実施場所

(株)アットウェア大会議室

〒220-0005 横浜市西区南幸2-20-5 東伸24ビル 5F http://www.atware.co.jp/company/map.html

日時

  • 一日目:2012年4月7日(土曜日) 午前9時30分より終日
  • 二日目:2012年4月14日(土曜日) 午前9時30分より終日
  • 三日目:2012年4月21日 (土曜日)午前9時30分より終日

講師

中埜博 (なかの ひろし)

東京環境構造センター主宰

昭和48年早稲田大学理工学部建築学科卒業。

昭和53年カリフォルニア大学・バークレー校設計学部大学院卒業。 帰国後は環境構造センター(C.E.S:クリストファー・アレグザンダー主宰)の在日代表として盈進学園プロジェクトに参画。

名古屋工業大学、神奈川大学の非常勤講師や住宅・都市整備公団のコンサルタントなど歴任し、現在は(株)東京環境構造センター代表取締役として活躍する傍ら、中心市街地活性化マネージャーとして登録し、法政大学講師、中小企業大学校タウンマネージャー育成講座・国土交通省建設大学校講師等を務める。

飯島克如 (いいじま かつゆき)

昭和47年:長野県生まれ 。早稲田大学理工学研究科修士修了 一級建築士

(株)まちづくりカンパニー・シープネットワーク、(株)トデック、(株)価値総合研究所を経て、現在、財団法人 日本地域開発センター 副主任研究員

中埜博氏の下で谷中銀座商店街リニューアル工事、北九州市拠点商業地パワーアップ構想策定業務、中心市街地再活性化支援調査業務(宮城県白石市)他を担当する。他に、常陸太田市中心市街地活性化基本計画策定、港区区政60周年記念碑設計業務委託など、ワークショップの手法を用いた住民参加によるまちづくりの業務に関わっている。

羽生田栄一(はにゅうだ えいいち)

技術士(情報工学部門)。モデリングやパターン、プロセス等ソフトウェア工学の実践に関する教育・コンサルに従事。IPA ITSS/ITAコミュニティ委員。著訳書に『オブジェクト指向に強くなる』他。神社・塚を巡る街歩きが趣味。

本橋正成(もとはし まさなり)

合同会社カルチャーワークスにてカルチャーカルティベータとして文化の探求をする(共同代表社長)。東京工業大学において「場」の研究に取り組む。アジャイルプロセス協議会運営委員および東日本支部長。2011年パタン国際会議でチェアをつとめる。農学修士、アイアンマントライアスリート、認定パーマカルチャー・コンサルタント。2011年は回文作りに燃え、2012年は甲骨文字習得が目標。

参加費用

3日間で3万円です。
過去の『参加のまちづくり演習』参加者は1万5千円です。
収益金の一部を大船渡市 大立永浜地区 高台移転などの東北災害復興支援に役立てます

主宰

参加のまちづくり入門演習実行委員会(50音順、敬称略)

  • 江渡 浩一郎
  • 及川 智弘
  • 海江田 謙介
  • 角谷 信太郎
  • 懸田 剛
  • 北野 弘治
  • 羽生田 栄一
  • 本橋 正成

協賛

  • 株式会社アットウェア
  • 合同会社カルチャーワークス

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開催概要

日時 2012年04月07日((土)9:30から終日)
2012年04月14日((土)9:30から終日)
2012年04月21日((土)9:30から終日)
開催場所株式会社アットウェア 会議室
(神奈川県横浜市西区南幸2-20-5 東伸24ビル5F)
参加費30,000円(税込)
定員30人(先着順)
申し込み終了2012年04月04日 19時00分まで
主催
タグ

イベント概要

2012年04月07日

参加のまちづくり演習 2012年春

神奈川県横浜市西区南幸2-20-5 東伸24ビル5F

http://kokucheese.com/event/index/24819/

# 概略 ## 動機 日本では、2011年3月11日に東日本大震災が起こり、数多くの人命が失われ家が押し流されてしまいました。安全だとされていた福島の原子力発電所も爆発し放射能がもれてしまいました。経...

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