この研修会は、オランダのEigen Kracht Centerから3人の講師を招聘し、ヨーロッパで実践されているFamily Group Conference(FGC)のその理論と実践を学び、成年後見に代わる新たな意思決定支援のあり方を学ぶものです。FGCとは、本人を支えるコミュニティーを再構築することで、一人では解決できなかった問題を解決できるようにする手法です。

FGCとは?
 Family Group Conferenceとは、市民社会が持っているコミュニティーの力を復活させ、本人を支えるコミュニティーを再構築することによって、一人だけでは解決できなかった問題を解決できるようにする手法です。Familyといっても、家族という限定した意味ではなく、本人の身近な小コミュニティーの人たちの集まりという程度の、緩やかな意味です。この方法はニュージーランドやヨーロッパで成年後見制度に代わる本人中心の意思決定の支援方法として、すでに実践され始めています。児童や障害のある人に対する虐待、DV、さらに、判断能力が不十分だとされている人が権利侵害を受けるような状況にあったり、生活のバランスを極端に崩して生活が破綻してしまいそうな状況にある場合にも、修復的司法などに有効性が確認され、20年近い実践が重ねられています。
FGCは、成年後見制度のように法定の取消権や代理権によって、本人を頭越しに決定をしてしまうのではなく、本人を支えるコミュニティーを再構築することで、本人なりに考えて決められるようにし、あるいは、権利侵害や生活破綻などの問題状況そのものをFGCに参加する人のかかわりによって変えていく方法です。

研修の内容~「コーディネーター養成研修」と「専門職・権利擁護者対象 研修」~
FGCでは、本人の身近なコミュニティーの再構築を重視するわけですが、そのためには、本人を支えるためにFGCに集まってくれる人々を発掘し、FGCの輪(サークル)を作ることが重要になります。その役割を果たすのがコーディネーターです。研修会では「コーディネーター養成研修」が眼目の一つになっています。
一方、専門家がFGCの輪(サークル)に加わったり、コーディネーターになってしまうと、専門家の知識と力量に引きずられ、あるいは、依存してしまい、本当の意味で本人を支えるコミュニティーの再構築はできなくなってしまいます。そこで、専門家はどのようにFGCにかかわるべきか、専門家の果たすべき役割の意義と限界を問い直し、FGCを立ち上げていくためにはどのような役割したらよいのか、司法、医療、福祉、教育等の専門職や権利擁護の活動をしている人を対象とした「専門職・権利擁護者対象研修」が、研修のもう一つの柱です。

研修の方法
研修は、連続3日半で行います。1日目から2日目前半まで、全体でFGCの理論と実際について学びます。そして、2日目の後半から、コーディネーター養成研修と専門職・権利擁護者対象研修の2つのコーズにわかれ、実際にFGCを行うなど実践的力量を付け、最後に全体で日本での実践に向けて話し合います。さらに、この研修の大切な要素がティーブレイクです。2日目昼にはコース別研修に向けてランチ交流をします。


スポンサード リンク

開催概要

日時 2015年07月17日
2015年7月17日(午後)
2015年7月18日(午前・午後)
2015年7月19日(午前・午後)
 2015年7月20日(午前・午後)
開催場所中央大学駿河台記念館 /文京シビックセンター
参加費6,000円(税込)
定員50人(先着順)
申し込み開始2015年05月09日 10時00分から
申し込み終了2015年07月07日 18時00分まで
主催
タグ

イベント概要

2015年07月17日

ファミリー・グループカンファレンス研修会

http://kokucheese.com/event/index/293843/

この研修会は、オランダのEigen Kracht Centerから3人の講師を招聘し、ヨーロッパで実践されているFamily Group Conference(FGC)のその理論と実践を学び、成年後見...

申し込み受付は終了いたしました。

スポンサード リンク