長屋和哉 氏のナビゲートによる
【Invisible Deities〜小さき精霊たちの消息〜】

2014年10月の大和編、2015年4月の出雲編に引き続き、神話を巡る旅、第3弾。第3弾は諏訪編になります。
長屋和哉氏のガイドで神話と名もなき精霊たちの跡を辿ります。前回と同じく夜はレクチャーもあり、今回は長屋さんによるライブもあるなど盛りだくさんの内容。

ぜひお申込みください。お待ちしています!
以下、長屋さんによる案内文です。

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諏訪の信仰史は、特異な色彩を帯びています。
その信仰史の底流には、八ヶ岳を中心とした縄文文化があり、それに連なる狩猟文化があります。また、正体不明の精霊であるミシャグチに対する崇拝があり、それらすべての基層の上に、古代の神道が覆いかぶさり、さらに中世仏教が深い影響を与えています。

あらゆる宗教がシンクレティズム(混交)の産物であり、他の宗教や文化の影響を受けないまま純粋であることは不可能ですが、諏訪がシンクレティズムにおいて特異であるのは、それらの諸要素がヴェールに包まれないまま、裸の姿をしているという点にあるように思われます。

それは、神道の神社(諏訪大社)と精霊ミシャグチや八ヶ岳縄文文化との間にある大きな亀裂が、剥き出しのまま残っているところに垣間見ることができます。つまり、ここでは神道は「外部」から到来したものとしての痕跡を残しているのです。

それは、諏訪が深い山々に囲まれており、政権中枢(大和)からのアクセスが悪かったという地理的要因のために、いわば「辺境」であったことが一つの原因であったはずです。

しかし、おそらく原因はそれだけではないでしょう。
それは、精霊ミシャグチや八ヶ岳縄文文化が、いわゆる日本の神道に内面化することができない何か決定的な差異を持っていたからで、いわばそれが「内なる辺境」として作動したからではないでしょうか。

諏訪が特異であるのは、その二重の意味での辺境性にあります。
あるいは、こうも言えるかも知れません。
精霊ミシャグチや八ヶ岳縄文文化の信仰は明らかに際立っており、日本の神道の象徴体系に組み込むことは不可能である、と。

フランスの精神分析家・ジャック・ラカンに倣っていえば、神道の神々は象徴界にあるシニフィアンとして連鎖していますが、精霊ミシャグチはまるで現実界に落ちてきたシニフィアンのようです。
シニフィアンが象徴界の連鎖を離れて現実界に落ちてきた時、それはもはや何の象徴でもありません。それは得体の知れない正体不明の物そのものであり、単独の出来事となります。

この「小さき精霊たちの消息・諏訪篇」では、そのミシャグチの消息、そして神社神道が流通する以前の文化圏である八ヶ岳縄文文化の痕跡を巡り、諏訪大社4社を巡ります。

八ヶ岳縄文文化は、縄文時代中期に大きく栄え、独自の土器や土偶などを遺しました。それらの土器・土偶には彼らの内的世界が厳密な形で刻まれ、そこに神話の萌芽と宗教的エクスタシーを見ることができます。

ミシャグチは、現在でも解明されたと言い切れない謎の精霊であり、諏訪を中心に広く日本に分布しています。縄文時代の石棒(リンガ)がミシャグチと同一視されることもあるため、この精霊は縄文時代から信仰されていた可能性もあります。

諏訪大社は、その胎内に狩猟文化を宿したまま現代に至っています。日本の神は不浄を嫌うとされますが、諏訪大社には狩猟の祭祀があり、そこで流される血は必然です。ここに前述した「神道との亀裂」を見ることができます。諏訪にとって、神道は「外部」からやって来て、既存の信仰文化を習合したのです。

そして、諏訪の魅力は、これらすべての多層性にあります。
それらは解読しきれない深い謎を湛え、訪れた人に問いかけます。
私たちがかつて信じていたもの=精霊は、一体何だったのか。
かつて存在した多層的な文化は、どのように一元化したのか。

日本列島には、かつて多くの精霊が信仰されていたはずです。
その姿はもうほとんど見ることはできませんが、この諏訪で、その痕跡はまだ明らかです。対馬や九州北部において、精霊イソラの痕跡がまだ明らかなように。

私たちは、大文字の神ではなく、むしろその精霊たちを探し求めます。
精霊はシステムの外部にあります。「日本神話」の外部にあり、息をひそめています。耳を澄ませば、その息づかいはまだ聴こえるはずです。

それを、自らの中に聴いてみてください。

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■日程: 2016年5月27日(金)~29日(日)/2泊3日
■宿泊先:遊悠塾ふぁみりぃ(tel:0551-38-3191)
     〒409-1501  山梨県北杜市大泉町西井出7224-3
■参加費:65,000円(宿泊費(2泊・朝夕食付)および長屋和哉 LIVE料金 込み)
*交通費・昼食費は各自ご負担願います。
■募集人数:10名(最小催行人数6名)
■申込み締切日:2016年5月24日(火)まで

下記からお申し込みください。


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開催概要

日時 2016年05月27日(20160529)
開催場所長野県
参加費65,000円(税込)
定員10人(先着順)
申し込み終了2016年05月24日 23時59分まで
主催

イベント概要

2016年05月27日

【Invisible Deities~小さき精霊たちの消息~諏訪編】

http://kokucheese.com/event/index/373323/

長屋和哉 氏のナビゲートによる 【Invisible Deities〜小さき精霊たちの消息〜】 2014年10月の大和編、2015年4月の出雲編に引き続き、神話を巡る旅、第3弾。第3弾は諏訪編になりま...

イベントは終了いたしました。

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