※「薬剤師の……」とタイトルにありますが、薬剤師以外の医療職の方、学生の方のご参加も歓迎いたします。


僕たちは薬の効果について、様々なレベルで信念を形成すると言える。権威ある専門家が述べる薬の効果は、無条件でその効果を確信するかもしれない。つまり「オーソリティー(権威)に基づく薬剤効果の信念」である。これは多くの場合で、一般の人が薬剤効果を認識する際の信念形成レベルといえよう。

また、例えば薬理学的作用機序を踏まえれば、薬剤効果を疑えない、と言う信念形成の可能性もある。これは、「セオリー(科学理論)に基づく薬剤効果の信念」である。血管拡張作用のあるCa拮抗薬を投与すれば、血圧が下がることは自明のように思える。これは多くの場合で薬学を学んだ人が薬剤効果を認識する際の信念形成レベルととらえることが可能だ。

さて、薬剤効果の信念形成はこの2つのレベルだけであろうか。僕たちは第3のレベルを提供したい。それが「プラグマティック(pragmatic)な薬剤効果の信念」である。“プラグマティック”とは何か。直訳すれば「実用的」とか「実際的」いうような意味だ。

薬剤効果を支持する背景理論の存在について、僕たちはそれを自分自身の目で見ることができるであろうか。ある薬剤分子が受容体なるものに結合し、そこから様々な生化学的カスケード反応を引き起こしてゆくその様を、五感で知覚することができるだろうか。よくよく考えてみれば背景理論は観察不可能な現象である。観察不可能であるとはつまり、背景理論が真であるか否かについて、それを人間の五感ではその真偽を判断できないのである。この時、僕たちがとりうる新たな視点はどのようなものだろうか。

そこで「第2回 薬剤師のジャーナルクラブ リアルワークショップ」では、まず、なぜ薬剤師が医学論文を読まなければならないか、そしてEvidence Based Medicine(EBM)という行動様式がどのように薬剤師の生涯学習に役立つかというところからその視点に切り込む。

次に、提示した症例とエビデンスを使って実際にどのようなアプローチが可能かについてロールプレイを交えてグループディスカッションを行い、疑似体験を通してEBMへの理解を深める。

さらに最後のレクチャーでは、薬剤師が医学論文を読み、それを情報発信することでどのような変化が起きるかについて考察する機会を提供したい。

これらのことを通して「プラグマティック」な視点で薬剤効果を把握するという第3のレベルを考察することになるであろう。

【協賛】地域医療ジャーナル http://cmj.publishers.fm


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開催概要

日時 2016年06月11日(16時〜19時)
開催場所TKPスター貸会議室浅草
(東京都台東区花川戸1-3-2 井門浅草ビル5F)
参加費2,000円(税込)
定員30人(先着順)
申し込み終了2016年06月09日 00時00分まで
懇親会費4,000円前後(税込)
懇親会定員30人(先着順)
主催
タグ

イベント概要

2016年06月11日

第2回薬剤師のジャーナルクラブリアルワークショップ

東京都台東区花川戸1-3-2 井門浅草ビル5F

http://kokucheese.com/event/index/389766/

※「薬剤師の……」とタイトルにありますが、薬剤師以外の医療職の方、学生の方のご参加も歓迎いたします。 僕たちは薬の効果について、様々なレベルで信念を形成すると言える。権威ある専門家が述べる薬の効果は、...

イベントは終了いたしました。

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