東お多福山草原保全10周年記念シンポジウム/日本生態学会近畿地区会公開講座

身近な草原の魅力~生物多様性を次世代に伝える民官学の協働のあり方~

ススキやチガヤの優占する草原などの半自然草原はわが国の草原生植物の多様性の維持には欠くことの出来ない貴重な環境です。しかし、1910年代に国土面積の約8%を占めていた半自然草原の面積は、現在では1%未満に縮小し、消失の危機に瀕しています。また残された大規模草原の多くは中山間地域に位置しており、火入れなどの伝統的な手法により維持されていますが、近年の過疎化・人口減少によって、その担い手の確保が困難になりつつあります。

このような社会情勢においては、中山間地域の半自然草原のみに草原生植物の多様性保全機能を頼るのではなく、担い手の確保が見込める都市近郊に残る半自然草原の生物多様性保全機能を高めて、広域での草原生植物の絶滅リスクを低減することが必要と思われます。

そこで本集会では、現在の都市近郊の半自然草原の草原生植物保全機能を生態学的に評価するとともに、都市住民の半自然草原の保全活動への参画を促すための方策について民官学といった様々な立場から社会学的知見も加えて討論します。パネルディスカッションでは六甲山地東お多福山草原における10年間の保全活動を具体例として民官学の取り組みを振り返るとともに、これからも保全と活用の取り組みを発展しつづけるために必要な協働のあり方について議論します。

本集会が、150年後の子孫に半自然草原を伝えるための社会行動を喚起させるための一助となることを切に願います。

プログラム
 13:00      開会挨拶  武田義明(東お多福山草原保全・再生研究会 会長)
 13:05      趣旨説明
 13:10      事例報告
 13:10-13:30  都市の遊休地に残る小っちゃい半自然草原の意味:
           吹田市の千里ニュータウンの例
           横川昌史 (大阪市立自然史博物館 学芸員)
 13:30-13:50  伝統あるゴルフ場の草原生植物の生育環境としての可能性
           松村俊和 (甲南女子大学 准教授)
 13:50-14:10  都市近郊で管理放棄された半自然草原の再生
           ~東お多福山草原の保全・再生活動10年の効果の検証
           橋本佳延 (兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員)
 14:10-14:30  都市近郊の水田生態系における里草地の草原生植物の多様性
           丑丸敦史 (神戸大学大学院人間発達環境学研究科 教授) 
 14:30-14:45  休憩(15分)
 14:45-16:25  パネルディスカッション
      「都市近郊で大規模草原の生物多様性を保全するには?
       ~六甲山地東お多福山草原を150年後に残すために民官産学ができること~」
   【パネリスト】
    桑田 結 (東お多福山草原保全・再生研究会 副会長)
    相良育弥 (淡河茅葺き屋根保存会くさかんむり 代表)
    横川昌史 (大阪市立自然史博物館 学芸員)
    道木柳太 (神戸市森林整備事務所 所長)
    竹村忠洋 (芦屋市教育委員会社会教育部生涯学習課 学芸員)
    小谷寛和 (兵庫県神戸県民センター 神戸魅力づくり参事)
    小舟美帆 (環境省近畿地方環境事務所神戸自然保護官事務所 自然保護官)
   【コーディネーター】
    橋本佳延 (東お多福山草原保全・再生研究会 副会長/
          兵庫県立人と自然の博物館 主任研究員)
 16:25      閉会挨拶  桑田 結(東お多福山草原保全・再生研究会 副会長)

主催: 東お多福山草原保全・再生研究会、兵庫県立人と自然の博物館、日本生態学会近畿地区会
協力: 兵庫県神戸県民センター、神戸市建設局公園部森林整備事務所、芦屋市教育委員会
後援: 環境省近畿地方環境事務所、兵庫県


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開催概要

日時 2018年02月17日(13:00~16:30 (開場12:30))
開催場所兵庫県立のじぎく会館 大ホール
(兵庫県神戸市中央区山本通4-22-15)
参加費無料
定員240人(先着順)
申し込み開始2017年12月15日 00時00分から
申し込み終了2018年02月14日 23時55分まで
主催
タグ

イベント概要

2018年02月17日

東お多福山草原保全10周年記念シンポジウム「身近な草原の魅力」

兵庫県神戸市中央区山本通4-22-15

http://kokucheese.com/event/index/500609/

東お多福山草原保全10周年記念シンポジウム/日本生態学会近畿地区会公開講座 身近な草原の魅力~生物多様性を次世代に伝える民官学の協働のあり方~ ススキやチガヤの優占する草原などの半自然草原はわが国の草...

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