小学4年生で漫画を描きはじめた楳図氏は、高校3年生の時に『別世界』、『森の兄妹』でデビューし、『漂流教室』で小学館漫画賞を受賞するなど次々とヒット作を生み出し、その後も『まことちゃん』でギャグの才能を発揮するなど、マンガ史に残る傑作を数多く世に送り出しています。同展覧会では、楳図かずおの“比類なき芸術性”に焦点を当て、27年ぶりの新作『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』が、全101点の連作絵画で紹介されます。冨安由真、エキソニモ、鴻池朋子の3組の現代アーティストが、楳図氏の代表作を拡張したインスタレショーションも見どころです。